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ジョージ5世
George V, George Frederick Ernest Albert -
英国王室を
現代に繋いだ英国王【在位】1910年~1936年
『ジョージ5世』
ルーク・フィルデス画、1911年頃
当時はまだ皇太子だったアルバート・エドワード(後のエドワード7世)とアレクサンドラ妃の次男として1865年6月3日に生まれました。出生時には父と兄に次いで王位継承権第3位の地位でした。
1910年、父エドワード7世が亡くなり、兄はすでに病気で他界していたことから、「ジョージ5世」として王位継承しました。同時にイギリス・アイルランド等の海外自治領の国王と、インドの皇帝に就任しました。
ジョージ5世が王位についた時代は、ロシア革命が起きるなど、多くの王室が滅んだ時代でした。そんな中、ジョージ5世は英国王室を現代に存続させ、国民にとても人気のある国王でした。
国王4世代:ヴィクトリア
エドワード7世、ジョージ5世
エドワード8世
ジョージ5世には6人の子供がおり、シンプソン夫人との結婚で王位を捨てた(いわゆる「王冠をかけた恋」)で有名なエドワード8世が、ジョージ5世の長男です。長男が王位を退いたために、次男のジョージ6世が、次に王位に着きました。その娘が、現在の国王エリザベス女王になります。ジョージ6世は、映画「英国王のスピーチ」でモデルになった国王です。
ジョージ5世は、ヘビースモーカーだったことでも知られており、そのためこのシガレットケースが作られたと考えられます。1936年、肺気腫などの病気を患い、70年の生涯を閉じました。
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