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1921年、当時皇太子であったら裕仁親王は、ヨーロッパ各国を歴訪されました。英国では当時国王であったジョージ5世に、手厚く歓迎されました。
当時英国の国王であったジョージ5世の温かいもてなしは「終生忘れない」と、昭和天皇は繰り返し話されていたそうです。
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昭和天皇とジョージ5世
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ガーター勲章は英国の最高勲章です。また、ガーター騎士団Knights of the Garter)団員の規定の服装・装身具の総称で,左足の膝下につけるガーター,マント,首飾り,星章などから成ります。
外国人への叙勲は、キリスト教徒の君主が原則となっています。キリスト教徒以外で騎士の称号を受けているのは、明治・大正・昭和の3天皇と現在の天皇陛下だけです。
日英同盟の関係で明治天皇に贈られ、以後、大正、昭和の各天皇にも贈られ、今上(きんじょう)天皇も1998年(平成10)のイギリス訪問時に贈られています。
特に、昭和天皇のガーター勲章は、日英開戦とともにその勲章は剥奪されました。しかし、その30年後、再び渡英されたときに回復しました。670年に及ぶガーター勲章の長い歴史のなかで、一度剥奪された名誉が回復した事例は、昭和天皇ただひとりだけです。
現在のガーター騎士団の団長はエリザベス女王です。
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